統計問題出題予想データ2008
土地白書の定番

                      出題歴
 統計問題出題年 5年 6年 7年 8年 9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年
 土地白書出題
 公示地価と国内総生産の推移
 国公有地と私有地の割合
 宅地供給量(11年は建設白書)
 土地の所有権移転登記件数
 土地取引の面積
 土地取引の面積規模別割合

※昭和63,平成元年,3年に統計問題が出題されていますが,土地白書からの出題はありませんでした。

このすべてが昨年の土地白書でどうなっていたかをこれから調べていきましょう。
例年の傾向では、今年の試験では昨年の土地白書から出題されることになって
います。

この土地白書は、WEB上でも本文を見ることができます。本屋さんで売っている
ものはWEB上のもののプリント版という位置付けになっています。

 http://www.mlit.go.jp/hakusyo/tochi/tochi_.html

1 国土利用の現況 

(土地白書 平成19年版 図表2-1-1 国土利用の推移と現況 p.87 平成17年)

● 国土利用の現況 (平成17年) 

国土面積  3,779万ha  −
森林  2,510万ha  66.4%
農用地   478万ha  12.6%
宅地(住宅地・工業用地など)   185万ha  4.9%
水面・河川・水路   134万ha  3.5%
道路   132万ha  3.5%
原野    28万ha  0.7%
その他   312万ha  8.3%

この宅地・農用地・森林・原野のうち国公有地と私有地の割合では覚えるのは、
以下のものだけです。

要点 このうち、森林・農用地(合わせて約8割)は微減傾向、宅地・道路は逐年増加傾向。

2 国土(宅地・農用地及び森林・原野)の所有主体別面積 ←平成6年出題

年度→  平成2年  平成7年  平成12年  平成13年  平成14年 平成15年 平成16年 平成17年
 国公有地  1,112  1,120  1,191  1,191  1,193  1,195  1,183  1,183
  (国有地)   (895)   (893)     (893)    (891)   (891)  (891)  (877)  (877)
  (公有地)   (217)   (227)    (298)   (300)   (302)  (304)  (306)  (306)
 私有地  2,133  2,103   2,017   2,012  2,008  2,008  2,017  2,018
 合計  3,245  3,223  3,208  3,203  3,201  3,198  3,200  3,201

土地白書 平成19年版 p.98 資料・財務省、総務省調べ  

国土面積としては、このほかに道路等として578万ha程度があり、平成17年度で 3,779万ha。

この国土(宅地・農用地及び森林・原野)の所有主体別面積では覚えるのは、
 以下のものだけです。

要点 平成17年度では、国公有地37.0%(国有地27.4%,公有地9.6%)、私有地63.0%。

↑平成6年出題

要点 平成17年度は、前回に比べ、公有地はほぼ増減なし私有地は微増

3 土地の所有権移転登記の件数の推移 ←平成8、10、12、19年出題 

次の1)-3) を出題当時の推移を気にしないで、各問題の共通点を把握してください。
問題で訊いている出題当時の推移は覚える必要はありません。イメージをつかんで
もらう為に、問題例をみていくだけですから

1) 平成8年の出題例を見てみます。

【問34 肢3】 次の記述は○か×か? (平成8年)

 平成7年6月に公表された土地白書によれば、年間の売買による土地取引件数(

 売買による土地の所有権移転登記の件数)は、平成2年から一貫して減少傾向に

 あったものの、平成6年には増加に転じている。

正解は。(下記参照) 平成7年の土地白書の記述通りに出されています。

2) 平成10年の問題です。

【問46 肢2】 次の記述は○か×か? (平成10年)

土地白書(平成9年6月公表)によれば、全国の売買による土地の所有権移転登記

 の件数は、平成2年から平成8年まで毎年、前年比で減少を続けている。

正解は×。平成2年から5年まで減少、平成6年から8年まで増加。(下記参照)

3) 平成12年の問題です。

【問46 肢2】次の記述は○か×か? (平成12年)

 土地白書(平成11年6月公表)によれば、全国の売買による土地の所有権移転登記

 の件数は、平成5年から平成10年まで毎年、前年比で増加を続けている。

正解は×。平成6年から3年連続で増加したが、平成9年10年と連続減少している。

くどいくらいに出しましたが、これで問題のイメージはつかめたと思います。
この出題の平均像は、以下のようになります。

土地白書(平成19年6月公表)によれば、全国の売買による土地の所有権移転登記

 の件数は、平成〇年〜平成〇年の動向

推移の分析が出題されていることがおわかりいただけたと思います。

では、例年の傾向で出題される昨年の土地白書ではどうでしょうか。
まず、年度ごとの推移から見てみます。

売買による土地取引件数の推移 (土地白書平成19年版p.101)

→ 図表3-2-1土地取引件数の推移

 平成元年 226
 平成2年 221
 平成3年 200 
 平成4年 182  
 平成5年 177   
 平成6年 184 
 平成7年 185  
 平成8年 196   
 平成9年   185 
 平成10年 170  
 平成11年 約172 
 平成12年 約170
 平成13年 約164 
 平成14年 約160 
 平成15年 約161  
 平成16年 約160 
 平成17年 約158 
 平成18年 約155 

 (単位は万件です。↑前年より増加。↓前年より減少)

  10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年
土地取引

件数

170万件

減少

172万件

増加

170万件

微減

164万件

微減

160万件

微減

161万件

増加

160万件

微減

158万件

微減

155万件

微減

土地取引

面積

157.6千ha

減少

171.7千ha

増加

166.7千ha

減少

144.2千ha

減少

145.7千ha

増加

154.4千ha

増加

169.2千ha

増加

宅地

供給量

10年度

8,800 ha

減少

11年度

8,400 ha

減少

12年度

8,600 ha

増加

13年度

6,900ha

減少  

14年度

6,700ha

減少 

15年度

6,600ha

減少

16年度

6,200ha

減少

17年度

6,100ha

減少

宅地供給量のオレンジ色の部分国土交通白書19年度版の掲載データ。

平成18年の土地取引件数は土地白書・平成19年版に掲載。(p.101)

平成16年の土地取引面積(→平成15年出題)は土地白書・平成18年版に掲載。(p.135)

平成16年度の宅地供給量は、国土交通白書2007に掲載

(土地白書・平成19年版p.95では、宅地供給量は平成16年度まで掲載。)

〔注意〕宅地供給量の掲載データは,土地白書国土交通白書で異なっています。

    掲載年度 宅地供給量 前年度からの推移
18年土地白書 平成15年 6,600 ha 減少
18年度国土交通白書 平成16年 6,200 ha 減少

 (平成11年の出題は建設白書<現在の国土交通白書>から、

  14年・18年は土地白書から出題。)全国の宅地供給量の推移

要点 ・土地取引件数は、平成18年は約155万件で減少。
 対前年比で2.1%の減少

・土地取引面積は、平成6年以降おおむね横ばいだったが、
平成11年に171.1千haと小さなピークがあり、
平成16年 は169.2千ha(対前年比9.7%増)と3年連続の増加。

・宅地供給量は、平成16年度は6,200 haで4年連続で減少

          平成17年度は6,100 haで5年連続で減少

■土地取引件数の推移の要点■ 

売買による土地取引件数(所有権移転登記の件数)は、昭和48年の351万件(日本

列島改造論の時代)をピークに長期には減少傾向にあり、平成5年には177万件に

まで減少した。近年は、大都市圏、特に東京圏においては旺盛な住宅需要を背

景に増加傾向にあったが、平成9年、10年と2年続けて減少した。

しかし、平成11年の土地取引件数は全体としては172万件、対前年比0.8%増の

となっており、圏域別でみると、東京圏など大都市圏では低金利住宅ロー

減税などによる住宅需要の顕在化の動きを反映して増加しており、地方圏では

減少したもののその減少幅は小さくなっている。

その後、平成12年、13年、14年と減少、平成15年は増加したが、平成16年、17年

、18年は減少はした。

土地取引面積の推移の問題

残念ながら、平成19年版の土地白書では、このデータの記載はありません。

以下は、平成18年版土地白書掲載のデータです。

【問48 肢2】  次の記述は○か×か? (平成15年出題)

 平成18年版土地白書(平成18年6月公表)によれば、全国の土地取引面積は平成3年以降毎年緩やかに減少し続けている。

【正解】 ×

 全国の土地取引面積は近年平成2年の23.9万ha をピークに減少傾向になったが,
一貫して減少していたわけではないので誤り。

  3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年
面積 210.1 176.8 154.6 157.7 161.1 168.1 160.3 157.4 171.7 165.8 144.2 145.7 154.4
傾向

  16年 17年
面積 169.2
傾向

 単位 : 千ha

4 土地取引での面積規模別の割合  ←平成9年、16年出題

1) 平成9年の出題例を見てみます。これも出題当時の推移は気にしないで下さい。

【平成9年・問46 肢3】  次の記述は○か×か? (平成9年)

 平成8年6月に公表された土地白書によれば、平成6年の全国の土地取引(区分所有に係わるものを除く)の面積規模別の割合では、300平方メートル未満のものが全体の9割を占めている。

【正解】 ×

 平成8年土地白書の記述では、平成6年の全国の土地取引300平方メートル未満のものは全体の2/3でした。

【平成16年・問48 肢1】  次の記述は○か×か? (平成16年)

 平成15年版土地白書(平成15年7月公表)によれば、平成13年の全国の土地取引の面積規模別の割合では、300平方メートル未満が全体の7割を占めている。

【正解】 

 平成15年土地白書の記述では、平成6年の全国の土地取引300平方メートル未満のものは全体の約7割でした。

2) 例年の傾向では今年の本試験に出題される平成19年の土地白書ではどうでしょうか。

残念ながら、平成19年版の土地白書では、このデータの記載はありません。

以下は、平成18年版土地白書掲載のデータです。

土地取引の面積規模別件数割合では,500平方メートル未満が全体の80.7%を占める。
(300平方メートル未満は 56.4%)

●土地取引の面積規模別件数の割合・全国(平成16年)
100平方メートル未満  31.4%
100以上〜300平方メートル未満  25.0%
300以上〜500平方メートル未満   24.3%
500以上〜2000平方メートル未満   13.4%
2000平方メートル以上        5.8%

(マンション等区分所有に係わる土地取引を除く)

↓ この土地取引での面積規模別の割合では覚えるのは、これだけです。

要点 500平方メートル未満全体の8割以上を占めている。

300平方メートル未満全体の6割弱を占めている。

→ 平成18年版・p.135 図表2-2-13 土地取引の面積規模別件数の割合(平成16年)

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